2006年8月25日 (金)

惑う星たち

太陽系の惑星が9つから8つになった。
昨夜、プラハの国際天文学連合(IAU)総会で決定された。(ご存知の方も多いであろう。)
どの惑星が外されたかというと、冥王星である。なぜかというと、今回の会議で惑星の定義が決められた。
惑星とは、
①恒星の周りを公転していて、②その硬さに打ち勝って静力学的平衡(ほぼ球形)を帯びるに必要な自身の重力を持つだけの質量があり、③かつ自らの軌道の近くに他の天体がない天体。
である。これにより1930年の発見以来、惑星とされてきた冥王星が、③の条件を満たせず、惑星から除外された。
ちなみに、今回の会議で決定するまで、惑星の明確な定義はなかったらしい。
これにはびっくり!
考えているより、おおらかな学問なんですね。

また、会議が始まった直後は、「9個から12個になるかもしれない。」と報道があった。
これは、火星と木星の間にある小惑星「ケレス」と冥王星の衛星「カロン」、そして海王星以遠の天体「2003UB313」が付け足される予定だった。
これが、会議で猛反発を受けて流れた。
確かに、これらを入れてしまうと、惑星候補が次々と誕生する。
惑星が30個にでもなったら、覚えるのも大変!(良かったね。受験生諸君。)

惑星の名前には様々な由来があって、とても面白い。
主にギリシャ神話からきているが、この神々の行動がおもしろい。
けんかしたり、浮気をしたり結構人間的だ。(詳細は調べてね。)

今話題の冥王星について少し書くと、一般的にPluto(プルートー)と呼ばれていて、木星のゼウスのお兄さんのひとりで、冥界(地下)を支配する神様らしい。冥界の神様だから「冥王」ですね。
人間の生き死にをつかさどるこの神の名前は元素プルトニウム(Plutonium)の語源にもなっている。プルトニウムとは、乱暴にいうと原子爆弾の元である。
偶然なのかどうかわからないが、皮肉な名前である。

冥王星が惑星から枠から消え去るように、恐ろしい兵器の数々も、必要がなくなり、消え去るような世の中になって欲しいと思っています。

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